ギター紹介

愛器紹介①Martin D-28 CTM JP

一本は良いギターが欲しい!!最初の一本はD-28だと思っている方にとって少しでも参考になればと思います。

基本スペック

トップ板   :イングルマンスプルース
サイド/バック:インディアンローズウッド
指板/ブリッジ:エボニー

通常のトップ板はシトカスプルースですが、私のD-28は日本向けのカスタムモデルということで、少し仕様が違うようです。ただ最近のCTM、つまりカスタムもののように材がプレミアムで高級品というわけではないようです。単に日本人向けにカスタムしてますよ~ぐらいです。
トップはややベアクローっぽい模様が入っております。そこにウェザーチェックがかなり大胆にあり、焼け、傷等も目立ちます

何年製だと思いますか??
シリアルからだと2001年製です。笑
以前にリペアに持って行った際に「ほ~ビンテージですね~。」と言われたほどです。
一瞬どうしよう、と思いましたが「いや~年式わからないんですよ~」と返しておきました。
リペアマンさんが勘違いしたのは見た目もさることながら、これです。

私のマーチン
https://www.shimamura.co.jp/shop/natori/ag-ukulele/20190125/2956より拝借

そう、ロゴがデカールなんですね。どちらが高そうに見えますか。
高校生の頃は自分のギターは安物なのかと悩んだものです。
サイドとバックは一般的なインディアンローズウッドです。

どうでしょう、なかなか綺麗な柾目だと思いませんか。

サウンド

上はあくまでも見た目の話でしたが、私のD-28と他のD-28との最も大きな違いは、ブレーシングではないかと思います。
ブレーシングといえば、スキャロップドとノンスキャロップドがありますよね。
多くのD-28はスキャロップされているのです。(2020年製から新品はノンスキャになったのでしたかね。)
私のものはこの年代にしては珍しいノンスキャなのです。
スキャロップかノンスキャかはそれだけでも三日三晩の議論になると思いますので、多くは触れられませんが、何せかっちりした音が鳴ります。(と言われています)
低音がすごくしっかり出ます。同時に高音域もキラキラしたきれいな鳴りがします。
正直最初はノンスキャの特徴でしょうか、カチカチの音で芯しかないキャベツのような音でした。
ビンテージギターは数えるほどしか触ったことはないですか、なんというか、弦の振幅が増えて、広がりがあります。スティール弦なのに、ナイロン弦を弾いたような感覚になりませんか。
購入から20年、ほぼ毎日弾きこんできました。まだまだビンテージにはほど遠いですが、ビンテージ業界のインターンシップになってきたのかなと思います。
サウンドサンプルあげてみます。
曲:“blackbird”
弦:エリクサーフォスファーブロンズカスタムライト 張り替え後2か月
エフェクト等はかけていません。iphoneにshureのコンデンサーマイクを挿して録音したものです。

これから購入をお考えの方へ

はじめて良いギターを買おうとしている方には本当におススメのギターです。
好みもあろうかと思いますし、確かにGibsonのような強烈な個性もありません。
しかし、スプルースとローズウッドという王道の組み合わせで、私たちがよく耳にする「アコギの音」がします。
どれだけ多くのCDや楽曲でこのギターが使われているでしょう。
私たちの耳に入ってくるアコギの音の多くはこのD-28によって生まれたものなのです。
後はいやらしい話ですが、ドドドドど定番なので、いざ手放すとなっても納得できる価格で手放せます。
私が持っているギターはマニアックなものが多く、リセールバリューは低いです、、、。
最初の一本にはこの歴史あるD-28を是非検討してみてください。

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